幼馴染(たきで)

こんばんは。たきでです。

皆さんの初恋はいつでしたか。

僕は多分、小学校高学年ですかね。

僕は度を超えた田舎出身なので、保育園から中学までずっとほぼ同じメンバーで過ごしました。その中でも一番可愛いと当時も、そして今でも周りが口を揃えて言うような子が初恋の相手でした。

 

とはいえ、初恋(や、もっと言えば若い頃の気になる気持ちや恋心)って後から思えば「勘違いだったんじゃないか?なんで好きな気がしたんだろう?」って思うことが大半だと思います。

 

かくいう僕もそうでした。

 

高学年の間に急に冷静になって、「あれ、可愛いと思っていたけど、これって好きって気持ちなのか?この子の内面よく知らないし、ただ見た目が可愛いだけだな」と一気に落ち着くタイミングがありました。

それと、僕は"一目惚れ"っていうのは絶対できないです。これまでに色々な経験もありましたし、内面をよく知らないと何も感じれないですもん。

 

とまあそんな若い頃特有の勘違いしがちな恋愛感情の話はグダグダになるのでここまでにしておきます。

 

さて、本題はここからです。先に言っておきますがこれは惚気話ではなく、時の流れに対する感慨に耽る話です。

 

そんな幼馴染の初恋の女の子と僕はまだ繋がりがあって、年に1回の頻度で2人でご飯を食べに行きます。そして、最近になって3ヶ月以上連絡を取り続けてます。この前は4時間くらい電話もしました。だけど、本当にお互い本当に異性じゃなくて友達とやり取りするような雰囲気で続いていて、そこに恋愛感情は一切感じません。ですが、妙に感慨深くなることがあります。

 

当時の自分だったら、今の状況は天にも昇るくらい幸せなのかもしれません。

あの頃、面と向かって5分以上会話したことがあったでしょうか。それなのに今はそんな相手とただたらたらと会話をそれなりに続けています。言ってしまえば少し作業的に。

あの頃は、女の子の家に電話するだけでも心臓がドッキドキだったのに、今は4時間くらいヘラヘラと通話ができてしまいます。

2人で遊ぶなんて当時は夢みたいな事柄だったのに、今はなんなら時間潰し感覚でご飯を向かい合って食べているのです。

 

当時の自分のことを考えると、そういう節々で謎の感慨に耽けるわけです。良くも悪くも大人になったなと。

 

川村結花のオールディーズという曲もまさにこの話に近い歌詞です。

「10年前はこんなふうに目を見て話せなかった。君と今こうして向き合って笑って話してる」

「ああ 遠い遠い夏 僕達は何かを忘れてきてしまったの

ああ 夢のような夏 僕らは大人になる日をまだ知らなかった

ああ 遠い遠い夏 あの頃の僕らが確かにここにいるよ

ああ 夢のような夏 校舎の外には希望しかなかった 希望しかなかった」

 

ああ、ノスタルジック…。

 

その子に「話がめちゃくちゃ面白いね」って言われた時は、普通に嬉しかったです。それと、僕は人に合わせてしまうことが悩みですが、好きな音楽を聞かれてその子の好きなジャンルに合わせて音楽を勧めようとしたら、「ジャンル関係なく"たきでくん"が好きな音楽は何?」って聞いてくれたのは本当に素敵な尋ね方だなと思いました。

 

これからも幼馴染として大切にしたいですね。

(幼馴染とはいえ、明らかに当時より今の方がお互い会話してるけど、思春期なんてそんなものですね。)

 

以上謎の深夜の独り言でした。恥ずかしくなりそう