怒りの沸点(たきで)

とまとくんが先日「怒ると叱る」ということについて書いていた。
僕もそれよく思うなって読んでいたが、それに続いて「怒りの沸点」の話を書こうと思う。

「普段怒らない人ほど怒ると怖い」っていうのはよく聞く言葉だ。僕自身もたまに「本気で怒ったら怖い」って友達に言われる。
でも、僕はそもそも人に本気で感情をぶつけておこったことがない。
だけどそれは、怒りの沸点が高いからだと思う。
よく怒る人が怒る些細な出来事でもまあいっかで流せてしまうタイプなのだ。
だけど、本当に許せないことにはしっかり怒りに震えるし、怒らないのではなくて怒るほどではないことには無駄な負の感情を覗かせないようにしてるだけだ。だから、その怒りの基準である沸点以上のことをされれば心から怒る。心から怒るべきことにしか怒らない。
作業系のアルバイトをたまにしていると、些細なことで人を貶し人格否定までして怒鳴り散らしまくってる現場監督がしょっちゅういる。そういう人は長い作業の間中ずっと叫んで怒っている。皆を憎んでいるくらいに。
そりゃ、大きい声で指示を出さないと作業は危険なこともあるし、円滑に進まないが、明らかに人格否定は必要なかったり、怒鳴るだけで指示が上手くなかったりと、そのせいで作業はうまく進まなくなっている。
きっと体育会系にもよくある「自分がそうやって下積み期間の時に怒鳴られたり酷い扱いをされたりしたから、自分が上司になった時に同じようにこきつかってやろう」ということなのかもしれない。
それにしても、常に些細なことで全力で怒鳴り散らしてる姿を見ると「そんなふうに日々を生きてて楽しいのかな」と申し訳ないが本当に思ってしまう。
先日も作業系のバイトに行ったが、その人のことを怒鳴り散らしてるだけで無能で馬鹿なおっさんと思ってる人もベテランさんには多いようだった。
こんな現場にいると心が荒んでしまいそうなので、あと数回勤務したらしばらくはこのバイトをやめようかと思っている。

負の感情は持つだけ損なのだから朗らかにいよう。